健康の為にウォーキングをされる方は多いと思います。
ウォーキングは循環を良くしてくれるいい運動ですが、間違った歩き方や歪んだ身体で歩かれると身体はどんどん歪んでしまい、健康の為にやっているのに不健康になってしまうということが多々あります。
そんな本末転倒にならない為に、大事な3つのポイントを書いていきます。
1:大股で歩く
2:足指をつかって歩く
3:歪みを整えてから歩く
これら3つを詳しく説明していきます。
1:大股で歩く
なぜ大股が必要なのか?
これは歩幅が小さいと腰・骨盤〜股関節についているインナーマッスルの腸腰筋[(ちょうようきん)大腰筋と腸骨筋の総称]が使われないからです。
そしてこの腸腰筋は腰椎の湾曲を作る上で1番大事な役割を担っています。
背骨は生理的湾曲というものがあり、首と腰は前に背中とお尻は後ろに湾曲することで上半身の重量を分散することができています。
つまりこの筋肉が使われていないと腰の反りは無くなってしまい、上半身の重量がすべて腰椎にかかり、腰痛やヘルニアになってしまいます。
他にも上半身と下半身のバランスをとったり、腎臓との関わりも深い筋肉なので体液循環にも作用したりとものすごく大事な筋肉な のでしっかり使う為に大股で歩きましょう。
大股の歩幅はどれくらい?
ではどのくらいの歩幅が大股かというと、自分の身長の半分以上が大股で歩いていると言えます。
身長160㎝の人だと80㎝以上で大股と言えます。
あと大股と言われると前傾姿勢になって歩いたり、足を前に出すことにすごく意識がいってしまう人がいますが、基本は足を後ろに蹴るようにして歩くことをイメージしてください。
姿勢を正し、後ろ足を蹴ることで前足が自然と出て行き、その結果身長の半分ほどの歩幅になることが理想です。
背筋を伸ばし、骨盤を回転させながら歩くことも意識してください。
骨盤を回転させながら股関節の筋肉をつかって歩くことでさらに通常歩行よりも消費カロリーアップするのでダイエット効果も高くなりオススメです。
2: 足指を使って歩く
なぜ足指をつかったほうがいいのか?
まず足指を使わない歩行では様々な症状が引き起こされることを理解しましょう。
代表的なものが外反母趾、O脚、坐骨神経痛、ガニ股、疲れ、腰椎ヘルニアなどの様々な症状を引き起こします。
なぜそんなことになるのか?
これは指を使わないと歩行時の荷重が親指の先ではなく付け根の部分で終わってしまうからです。
通常の歩行は踵の外側から入り小指側の付け根付近まで来ると今度は親指の付け根を通り、親指の先に抜けていく。これが理想的な歩行です。
足にはたくさんの神経があり、尚且つ歩行中唯一地面に触れている場所なので、歪みがあると身体のあちこちに反射がおきて影響を与えます。
しかし、普段足指を使っていないと小指側から親指側の足指の付け根の部分で終わってしまうため足の小指から親指の付け根部分にある靭帯(横中足骨靭帯)に負荷がかかり、伸びてしまい、開いてしまうため外反母趾などの足の指の歪みが現れます。
こうならないために、歩くときはしっかりと親指で蹴り出すようにして下さい。
足指を使うことで足先の血流が改善するので冷え性などにも効果的です。
3:歪みを整えてから歩く
当然ですが歪んでいる身体で歩くと歪んでいる箇所に負荷がかかるため痛めてしまう危険があります。
これは足そのものの歪みにしてもそうですし、身体のどこが歪んでいてもそうです。
特に地面から直接の影響を受けるのは足裏の歪みです。
足裏には神経が集中しており、身体への影響力が大きいことを示しています。
足裏が歪んでいる状態で歩き続けるとその歪みを補正するために足首、膝、股関節、骨盤、背骨、頭蓋骨という具合にどんどん歪みが派生していきます。
足首や骨盤の歪みもウォーキングでの身体への影響が強く、負担を増加させます。
ですからもし、みなさんでウォーキングをされている、もしくは今から始めるという方は初めにしっかり歪みを整えてから始めるようにしましょう。