整体の効果に差が出る!良い習慣と悪い習慣
整体に通った事がある方や、これから通おうと思っている方などこのような事を考えた事はありませんか?
- 終わった後は良くなるけどすぐ元に戻る
- 本当に通い続けて効果は出るのか?
- 永遠に通い続けないといけないのかな?
- その時だけの指導で日常生活で気をつけなくちゃいけない事ってあるのかな?
などなど、色んな不安を感じている方は多いんじゃないでしょうか?
もちろん長年の蓄積で固まった筋肉や歪みなどは全ての患者様が一回の治療で劇的に改善されるとは限りません。
今回は治療の効果をより長く感じていただく為に、実践した方がいい良い習慣と悪い習慣についてお伝えしていきます。
整体の効果とは?
まず初めに整体の効果について説明します。整体は体のバランスを整える事を目的とした手技療法の1つです。主に関節や筋肉、骨に対する施術を中心に、歪みやバランスの悪さを調整し健康な状態へと導く事を目指します。
以下の内容は整体の主な効果として挙げられるものです。
筋肉の緊張や凝りの緩和
体の歪みや筋肉に緊張を緩和する事で凝りや痛みを軽減します。
関節の可動域の改善
関節や骨の歪みを調整する事で可動域が上がり、動きがスムーズになります。
血行促進
体の歪みを取り、筋肉の硬さが取れる事で血流が改善され新陳代謝が促進されます。
体の歪みの矯正
長時間の同じ姿勢や不適切な生活習慣による体の歪みを矯正し、体のバランスを取り戻します。
予防効果
体のバランスを整えることによって、将来的な症状の発症や悪化を予防できます。
自律神経の調整
体の歪みや筋肉の緊張を取っていくことで、副交感神経(リラックスしやすくする神経)が優位に働きやすくなります。
副交感神経が働くことで、自然治癒力の上昇や睡眠の質向上など、様々な効果が得られるようになります。
体が元の状態に戻る理
- 生活習慣や姿勢の悪さ
例えば長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、首や背中の負担を増加させます。これが慢性的な痛みや筋肉の緊張を引き起こす原因になります。体の歪みは長期的に起こると、硬さが慢性化してしまい、悪い癖がついてしまい戻りにつながってしまいます。
- 筋肉のバランスの乱れ
特定の筋肉だけを酷使するスポーツや仕事は、筋肉のバランスを悪くしてしまいます。例えば、ゴルフやバレーボールなど一定方向の動きを繰り返す
- 自律神経の乱れや生活リズムの変化
精神的なストレスや環境の変化によるストレス(気圧や気温)が蓄積してくると、交感神経(体が興奮状態になる事)が優位に働いてしまい、筋肉の緊張を引き起こしてしまいます。特に自律神経は首周りに多く集まっている為、ストレスによって硬くなりやすくなります。
不規則な生活リズムや睡眠不足は、体の回復機能を低下させ痛みや不調の持続を招いてしまいます。
- 栄養の不足
必要な栄養素が不足すると、筋肉や関節の回復が遅れ、痛みや不調が持続する可能性があります。タンパク質の不足は筋肉の緊張や自律神経のバランスの崩れを引き起こす事があります。
再発を防ぐ為のセルフケア
正しいストレッチ方法
朝起きた時や長時間の作業後には、全身のストレッチを行う事で筋肉の緊張を和らげます。ストレッチは無理のない範囲で行い各ストレッチを30〜60秒間キープする。
痛みを感じる部位には軽めに、特に日常的に使う筋肉に焦点をあててストレッチを行いましょう。
日常生活での姿勢の取り方
デスクワークをする際は、椅子の高さやデスクの位置を調節し、なるべく目線と同じ高さになるようにしましょう。目線が下に行けば行くほど首から肩周りについている筋肉(僧帽筋など)に負担がかかってしまいます。椅子に座る際は、しっかり深く座り背筋を伸ばし、坐骨の上に重心が来るように心がけましょう。浅く座り背もたれに寄りかかる座り方をしている人がよくいますが、骨盤が後傾してしまいその結果腰椎が後弯することにより腰痛の原因になってしまいます。
重い荷物を持つ際は、腰を曲げずに膝を曲げてしゃがみ込み、持ち上げましょう。膝を曲げずに重量物を持ち上げると、背筋に無理な負担がかかってしまいぎっくり腰などになるリスクが高まります。
長時間の立ち仕事や歩行時も、背筋を伸ばし、肩の力を抜いてリラックスした状態を保ちましょう。
バランスのいい食事
コンビニなどの添加物の多く入った食べ物や高脂肪・高糖質の食品の摂取は控えましょう。
整体が終わった後は水分を十分に摂取し、体に溜まった老廃物を排出できるように心がけましょう。カフェインやアルコールの摂取は避けましょう。
まとめ
整体に通い続けていても普段の日常生活が悪いと人間の身体は少しずつ悪い状態に戻っていきます。
普段の姿勢の意識だけではなく、自律神経の乱れによる緊張だったり食事などでも姿勢に与える影響は大きくありますので、これを機に整体後の習慣を見直してみて下さい。